業務改善助成金を知って活用するためのガイドその①
- info52234
- 7月28日
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【令和7年度】業務改善助成金とは?
最低賃金の引き上げが続く中、中小企業にとって「賃上げ」と「生産性向上」の両立は喫緊の課題です。令和7年度(2025年度)も、厚生労働省の「業務改善助成金」が、こうした企業の力強い味方となります。
この記事では、まず制度の概要・申請の要件・スケジュールについて、簡潔にご紹介します。
業務改善助成金の概要
「業務改善助成金」とは
事業場内の最低賃金を30円以上引き上げるとともに、生産性向上に資する設備・システム等を導入した場合に、その費用の一部を国が助成する制度です。
申請の主な要件
要件 | 内容 |
最低賃金 | 地域別最低賃金との差が50円以内 |
賃上げ対象者 | 6か月以上継続雇用している労働者(原則) |
賃上げ内容 | 対象者の事業場内最低賃金を30円以上引き上げること |
対象事業者 | 中小企業・小規模事業者(※みなし大企業は対象外) |
解雇・賃下げ等 | 過去6か月以内に解雇や賃下げがないこと |
※賃上げ対象者の雇用期間が「3か月以上 → 6か月以上」に延長された点が令和7年度の変更点です。
申請スケジュール
項目 | 日程 |
申請受付期間 | 2025年4月14日(月)~9月30日(賃金改定日前日まで) |
賃上げ実施期間 | 2025年5月1日 ~ 2025年9月30日 |
事業実施(完了)期限 | 2026年1月31日(※延長申請で最長2026年3月まで) |
業務改善助成金は、単なる「助成金」ではなく、
賃上げと業務改善の両方を実現するための強力な支援制度です。
まだ間に合いますので、自社の状況に合わせて申請を検討してみてください。

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